【ゆいぷら ユーザーインタビュー 第一弾(1/2)】デジタル技術で自然と歴史を繋ぐ:鍾乳洞観光の新たな挑戦
✨ゆいぷら ユーザーインタビュー第一弾!!記念すべき初回は【CAVE OKINAWA】✨
こんにちは。ゆいぷら事務局です。
今回は日ごろからゆいぷらを活用しているユーザーのとこへ訪問し、
ユーザーの事業内容やゆいぷらについてたっぷりお話を伺いましたのでその様子をお伝えします。
ゆいぷらユーザーインタビュー記念すべき初回のユーザー様は
沖縄本島の中部に位置する鍾乳洞を観光用にプロデュースしているCAVE OKINAWAさんです。
CAVE OKINAWAさんにお邪魔しましてたっぷりお話をお聞きましたのでご覧ください。
▲統括部長の山下様(左)と代表取締役の池原様(右)
地元資源を活かした観光施設の成長
~事業の始まりと背景~
質問者:本日はインタビューにご協力頂き誠にありがとうございます。まず、御社の成り立ちや事業内容を教えてください。
池原様:よろしくお願いします。もともと、CAVE OKINAWAは私の父が自然資源を活用して修学旅行団体向けに体験学習をしていました。
父は自然の魅力を広く知ってもらいたいと思っていましたが、2017年に私が事業を引き継ぎ、観光施設として整備を進め、2018年から一般向けに開放しました。
最初は危険な場所が多かったため、安全面の整備を最優先しました。通路や照明設備を整え、2018年に一般客を迎え入れました。この洞窟は今帰仁城の内乱や沖縄戦の際に人々を救った場所でもあり、
命のつながりを感じることができる場所です。特に沖縄戦では300名が避難し、犠牲者は出ませんでした。
そうした背景から地元では「ぬちしぬじガマ(命をしのいだ洞窟)」と呼ぶ方もいます。
ガマ(防空壕)のイメージを払拭し、素晴らしい歴史や自然の魅力を地元はもちろん、世界に伝えるために2018年に洞窟名を変更しました。
「CAVE(ケイブ)」は海外からの観光客の方々にも親しみやすい名称です。同時に、地元の誇りとして、県民にもこの自然の魅力を伝えていくことが重要だと感じています。
▲神秘的な空間を演出するライトアップ
2018年のリニューアルの際は、本格的な観光施設として稼働させるべく、安全面とエンターテインメント性の両方を確保するために、大幅な改修・投資をいたしました。
2024年には、長崎県の、あのハウステンボスをプロデュースされている業者の方に、鍾乳洞内の照明を設置・プロデュース頂いており、県内の鍾乳洞の中でも屈指のライトアップ演出ができていると思います。
更に、鍾乳洞内に音響設備を設置し、より幻想的、神秘的な空間演出を実現し、足を運んで頂いたお客様には自然の魅力をより一層感じていただきながらご利用頂いております。
PR活動と集客の苦労・県民へのアプローチ
質問者:集客やPR活動はどのように進めましたか?
池原様:最初はPRに苦労しましたが、InstagramやX(旧:Twitter)を活用し、地元の居酒屋やホテル等にパンフレットを置いてもらう等、地道に営業しました。
徐々に口コミで広まり、昨年は年間10万人の来場者を迎えることができました。訪問者の8割は県外や海外からの観光客の方々です。
今年(2024年)からは、県民向けのPRを強化しております。テレビCMや新聞広告、地域イベントでのPR活動を進め、さらに地元の子供たちに無料招待券を配布して訪問を促します。
2〜3年かけて沖縄県の観光施設として認知されるよう整備やプロモーションを強化していく予定です。
県民は「いつでも行ける」という感覚が強いため、興味を引くのが難しいです。そのため、イベントや連休前にCMや広告を集中して出し、SNS広告やインフルエンサーも活用し、短期集中的に話題を作る戦略を取っています。
特にSNS広告に力を入れており、インフルエンサーの活用も進めています。
新聞広告も活用し、夏休みや連休前などのタイミングに合わせてプロモーションを展開し、県民や観光客の興味を引いています。
テレビCMも、視聴率の高い時間帯に合わせて放映し、地元のアナウンサーをナレーションに起用して親しみやすさを強調しています。
短い時間なので、タレントさんは起用せず、鍾乳洞の内部風景を存分にお見せしている、とても印象的なCMにしています。
▲平らで安全な遊歩道が整備されました。
安全対策・デジタル技術の活用・そして組織拡大へ
質問者:施設運営で重視している点は何ですか?
池原様:「安全」が最優先です。監視カメラの設置や定期点検、行政との連携、消防・救急との協力を通じて、迅速な対応ができる体制を整えています。
津波を想定した訓練も実施し、避難経路の確認を行いました。地震や火災にも備え、全職員が適切に避難誘導できるよう訓練を重ねています。
近々、職員向けの人命救助講習を計画しており、AEDの使用法や心肺蘇生法など最新の救助技術を学んでもらう予定です。
質問者: この施設をより魅力的にするため、どのような対策をされていますか?
池原様: 洞窟内にフリーWi-Fiを設置し、ネット環境を整えました。近いうちに、各ポイントにQRコードを設置し、お客様のスマホに多言語対応可能な音声ガイドや説明を表示するシステムを導入する予定です。
技術は裏方として機能させ、人工的な要素を最小限に抑え、自然の美しさを楽しめるよう工夫しています。何よりもお客様の満足を追及しており、デジタル技術や接客の質を向上させ、最高の体験を提供することに努めています。
現在、8~9名で運営していますが、引き続き人員を増やし、事業拡大を進める予定です。その際に活用できそうな補助金や助成金をゆいぷらの補助金マッチングを通して情報収集しています。
▲出口がハートの模様に見えるようです。
▲代表的な岩等には説明パネルが設置されておりますが、近いうちに多言語対応可能なデジタル案内システムを導入予定。
県外のみならず、地元の方々へのアプローチ、安全対策、デジタル技術の活用、そして組織拡大へ。
補助金・助成金の情報の収集を担当されているご統括部長の山下様は、金融機関の出身であり、過去にも様々な補助金・助成金収集ツールを利用してこられたとのこと。
そのなかでもゆいぷらの補助金マッチングを非常に高くご評価いただきました。
次回はなぜ、ゆいぷらなのか?統括部長の山下様のご感想を次の記事でたっぷりご紹介いたします!
続きを読む➡【ゆいぷら ユーザーインタビュー】デジタル技術で自然と歴史を繋ぐ:鍾乳洞観光の新たな挑戦【2/2】